昨日、夕食中のわたしを呆然とさせたこのニュース。
数シーズン前にも話題に上っていたマークのヴィトン退任。
そのときは杞憂に過ぎず、ああよかった。と安心していた矢先のパリコレでの発表。
とても寂しい。
なんていうか、
ルイ・ヴィトンとマーク・ジェイコブスという
その相性は素晴らしくていつもめくるめく世界を夢を魅せてくれました。
その圧倒的な世界観は押し付けがましくなく、とてもポップで魅力的で
こんな軽やかな天才がいるものだろうかとコレクションの度に思ったものです。
わたしが今も衝撃と感動が忘れられずに鮮明に記憶にあるのは
2001年にスティーブン・スプラウスとの初コラボレーションとして
発表された『モノグラム・グラフィティ』
伝統と格式のあるモノグラムの上に大胆で鮮やかに重ねられた
"LOUISVUITTTON PARIS"の文字は衝撃的で革新的だった様に思います。
当時21歳のファッション中毒の小娘だったわたしには
とても眩しく華やかでした。
ハイブランドと呼ばれている数あるブランドの中でも
ルイ・ヴィトン程に特別で重厚感と安定感を併せ持っている
ブランドはないんじゃかと思います。
そんな制約のある世界の中を
こんな軽やかな天才が自由に泳いでいる様を見るのは
とても痛快で楽しかったのです。
そして今のルイ・ヴィトンの絶対的な安定感と信頼感を
たった16年間で作り出したマークの功績は素晴らしい。
だからとても寂しい。
後任はニコラ・ゲスキエールが最有力とか。
彼が創り出す世界も素晴らしいと想像が出来ます。
でもマークがよかった。。。
そんなことを思いながらラストコレクションをお届けします 笑
順番通りに全てのルックを。
LOUISVUITTON SPRING 2014
PARIS,OCTOBER 02,2013
素晴らしいです。本当に。