この日は家族で映画デー。紫川の上でルックブックを撮りました 笑
hat...SAINTLAURENT PARIS
shirt...DRIES VAN NOTEN
tanktopdress...OLD/waster's opera.
映画はもちろん『風立ちぬ』です。
宮崎監督が新作を撮っているという速報から心待ちにしていた最新作。
そして観る前からユーミンのひこうき雲で既に泣いていた私 笑
日テレのジブリ密着も観て、心の準備は万端でしたが、
泣きに泣いて全ての上映が終わっても立てない程でした。
ハンカチを持った手も震えていました 笑
目に映るもの全てが美しく儚くてそして現実的で
ズルい位に自分らしく大切なものを守ろうとしていて
もう泣くことしかできなかった 笑
必ず劇場で観たほうがいいです。
翌日の目が腫れることはもう無視で 笑
"風立ちぬ、いざ生きめやも"
『大正から昭和前期にかけて、みどりの多い日本の風土を最大限美しく描きたい。
空はまだ濁らず白雲生じ、水は澄み、田園にはゴミひとつ落ちていなかった。
一方、町はまずしかった。
建築物についてセピアにくすませたくない、
モダニズムの東アジア的色彩の氾濫をあえてする。
道はでこぼこ、看板は無秩序に立ちならび、木の電柱が乱立している。
少年期から青年期、そして中年期へと一種評伝としてのフィルムを作らなければならないが、設計者の日常は地味そのものであろう。
観客の混乱を最小限にとどめつつ、大胆な時間のカットはやむを得ない。
三つのタイプの映像がおりなす映画になると思う。
日常生活は、地味な描写の積みかさねになる。
夢の中は、もっとも自由な空間であり、官能的である。
時刻も天候もゆらぎ、大地は波立ち、飛行する物体はゆったりと浮遊する。
カプローニと二郎の狂的な偏執をあらわすだろう。
技術的な解説や会議のカリカチュア化。
航空技術のうんちくを描きたくはないが、やむを得ない時はおもいっきり漫画にする。
この種の映画に会議のシーンが多いのは日本映画の宿痾である。
個人の運命が会議によって決められるのだ。
この作品に会議のシーンはない。
やむを得ない時はおもいきってマンガにして、セリフなども省略する。
描かねばならないのは個人である。
リアルに、
幻想的に
時にマンガに
全体には美しい映画をつくろうと思う。』
2011.1,10 宮崎 駿