遠い昔、大変美しい娘がおりました。肌は陶器で出来ていて、唇には毎日動物たちから贈られた血が塗られていました。
実の父親でさえ、白雪姫というこの美しい娘に夢中でした。
『世界中で一番美しいのは白雪姫』
そう誰もが言いました。
嫉妬に狂ったのは継母でした。
醜い死神に化け、白雪姫を殺すことにしたのです。
『美味しい林檎はいかがかえ?』
手には光輝く真っ赤な毒林檎。
白雪姫は一目でその林檎が気に入りました。
気にいりましたが白雪姫はその林檎を食べません。
白雪姫は気付いていたのです。
自分は殺されるのではないかということを。
一旦は受け取ったその毒林檎を今度は白雪姫が朝食に混ぜて継母の食卓へ置きました。
あれよあれよという間に継母は毒林檎を全て食べ、
眠ったように死んでゆきました。
継母とはいえ、親殺しをした白雪姫は動物たちから血が贈られなくなりました。
白雪姫の唇は色を失いました。
そしてついにはすべての色を白雪姫は失ったのです。
snow white
artdirection&illustration:haruka toshimitsu
claywork:hideyuki yocoyama
styling&story:yui yocoyama
------------------------------------------------------------------------
突然すいやせん 笑
これねーずっと下書きに保存されてて、発表せずにいた作品です。
下書き(1)ってなってるから気になるったらなくて 笑
でもなーんかもっといい載せ方があるんじゃないかとか、色々考えちゃって。
あたし物語の中で白雪姫ってすごい好きで。
だって『雪のような肌』とか『真っ赤な唇』とか好きな要素が沢山。
白雪姫とシンデレラを作ってもらったのです。
そしたら赤い粘土で毒林檎も作ってくれたので、そこからあたしの妄想が広がり、
みつこにも協力してもらってこんなのが完成しました。
ちなみに継母である死神の髑髏がくわえているのが毒林檎、まさに林檎なのに
髑髏の形をしています。これお気に入り。
白雪姫の頭の上の林檎は通常の林檎ね、勝利の証ってとこでしょうか。
うふふ。
シンデレラは次、ヨメイリに使おうと思っています。
顔がね、超シンデレラって感じなのですよ 笑
お楽しみにん♥